貴重品です。国内で、本品を所持している方は、東京でもいないと存じます。ドラム式洗濯機のドラムシャフトの軸受(ベアリング)を交換する時に、必須の専用工具です。ROBINAIR(ロビネア)BRG./ SERL INST 12440 MADE IN U.S.A.のものです。特殊なのですが日本にドラム式洗濯機が輸入された初期の頃、この工具に似せて町工場で調達したこともありました。ドラム式洗濯機はアメリカのウイスチングハウスが最初でした。ドラムシャフトはアメリカ製でも、ヨーロッパ製でもこの工具で、併せて使用することが出来ます。最初のウイスチングハウスの洗濯機もベアリングは日本製のベアリング6305-ZZなどを組み込まれていました。また、ドイツのミーレの洗濯機のベアリングは日本のベアリングで、イギリス工場の刻印になっておりました。今は、ミーレ社もタイ国製とか、イタリア製とか、刻印がないものも、あります。また、アメリカ製の洗濯機のベアリングはアウタータブ側に組み込まれているのですが、タブのベアリングに組み込まれて、作業が出来かねるようになっております。それはタブが、樹脂製(ABS樹脂製)?になっているからなのです。(アウタータブ)特殊な工具なので、めったに、お目にかかることはないと思います。今は、製造、販売しているかもわかリません。当時、アメリカより取り寄せたものです。長年修理しておりましたが、この工具を持っている人はおりません。ドラムシャフトでさい、ドラム付きになって交換するようになっております。一方ベアリングはアウタータブの方に組み込まれている為、この工具が必要になります。そして、ドラム内の水量でベアリングに水が侵入しないように、シールが前面にあります。メーカーによりますが、基本的には同じ構造になっております。ベアリングに水が侵入しますと、錆びによってゴロゴロ音がしてきます。モーターのベアリングでも同じように音がしますので混同しないことでしょう。とにかく、重修理ですから、敬遠されますが、この工具は貴重品でございます。修理の範疇はドラム交換ですから、引取り修理になることでしょう。修理の手順とかご不明な点がありましたら説明申しあげます。 ドラム式洗濯機はアゥタータブのハウジングで、工具は全てに合う長さに適応しております。総重量は約1.8㎏、全長は26㎝です。